オーストラリアで勉強してきたMLデザイナーの口語自由詩

主に、データ分析・機械学習・ベイズ・統計について自由に書く。

そろそろブログを書き始めよう

長い間本やブログを読んだりオンラインコースで勉強したり、インプットは多かったけれどアウトプットが少なかったことに気づき、試しにブログ記事を始めてみる。

特に機械学習やデータ分析周りのビッグウェーブに乗っていきたいので、その辺りについて書いていきたい。

ところで、ブログ記事と言っても色々なスタイルや形式があるが、思考発話というスタイルで書いてみようと思う。ちなみに、これは前の会社の先輩のアイディアである。

思考発話というと聞きなれない単語なので、存在しない単語なのかと思ってググってみたら本当にあった。

参照: 思考発話法 (think aloud) の注意点

つまり、考えていることをそのまま言葉にしてみる、という方法でユーザビリティテストなどで活用されているようだ。

もっとわかりやすく言うと、孤独のグルメということにしておこう。

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ほとんど喋っていないくせに、頭の中の独り言でごちゃごちゃ考えてうるさいことこの上ない(もちろん一人で食事をしているので当たり前である)。

しかし、この独り言というのは私達が当たり前に行っている行動の一部ではないか。

例えば、昼食に何を食べるかという日常の選択についても、結論は「そばを食べる」だとしても、それに至るまでには「コンビニで買うのは飽きたから別のものを食べよう」「お腹の調子的にさっぱりしたものの方がいいな」「さっぱりしたものと言えばそばかうどんが良さそうだ」などの紆余曲折があるはずだ。

これを機械学習の場合に置き換えてみよう。

例えば、誰かの機械学習のブログを読んでいると、いきなり「◯◯の手法で試してみた結果✕✕の精度が出た(コード付き)」ということがよくある。確かに手法と結果は明瞭だが、以下のような疑問が生まれる。

  • そもそもなぜその手法を採用したのか(他の手法は試したのか?)
  • 使用したコードは何を参考にして書かれたのか(チュートリアルから?)
  • その精度を得るために何度施行したのか、どれくらい時間がかかったのか?(もしn回施行したならば、n回とした根拠はあるのか)

これらの試行錯誤や逡巡のプロセスはあまり語られることがなく、その点が機械学習ブラックボックスとされる理由の一つであると思う。

最近では仕事ではじめる機械学習という書籍がその辺りの泥臭いことを書いているらしい(まだ読んでいないのでわからない)。

自分がどのように考え、どの程度の確信を持って選択したか、というプロセスを試しに書き下してみることで、今後の学習する上での問題点や改善点が出てくるかもしれない。

ともあれ、やってみよう。